問題解決提案・ウエルドネス成型の強い味方「リック(WRIC)金型

成形問題

2017/09/26

ウエルドネス成型の強い味方「リック(WRIC)金型

ウエルドライン(溶接線)にお困りの皆さま必見!

コスト・品質に優れたウエルドレス成型の強い味方

「リック(WRIC)金型」のご紹介です。

 


<そもそも「ウエルド」とは?>

樹脂が金型内で合流する時にできる線(溶接線)

の事です。

 

穴が開いた構造の製品の場合、よほどの肉厚でない限りは、

必ずと言っていいほどウエルドラインが形成されます。

下記画像の黄色で、図示している所がウエルドラインです。

                                                  

ウエルドの例 解説付き.jpg 

<発生のメカニズム>

射出直後の熱い樹脂が、金型内に流れていく間に、

徐々に冷却され、120℃を下回った状態で合流すると形成され、

温度が低ければ低いほど合流した樹脂の溶接が弱くなり

ウエルドラインが発生します。

最悪の場合ウエルドラインから製品の割れが発生します。

 

  <ヒート&ク-ル>

このウエルドを解消するために、旧来開発された手法の一つに、

「ヒート&クール」という手法があります。

この方法は金型内部にヒーターを入れて加熱し、

金型自体を高温にすることで、流れてくる樹脂の温度を、

下げない様にコントロールする手法です。

 

ウエルドレス成型の1つの、手法にはなっていますが、

金型費用が高く、成型リサイクルも長くなるので、

コスト高になるのが弱点です。

 

 <リック(WRIC)金型>

今回ご紹介する、リック(WRIC)金型は、

キャビ製品部に沿って断熱層と最外層に

極薄の金属層を作り、型表面の熱容量を

極限まで下げる方法です。

これにより、金属表面温度が瞬時に、120℃に跳ね上がり、

かつ速やかに放熱降下するので、

成型サイクルも遅延しにくい特徴があります。

 

通常の金型よりも、製造に時間がかかりますが、

ヒーターの費用が掛からず、比較的安価に

ウエルドネスの成型品を、得る方法です。

 

 

<特徴①ウエルドネス成型>

こんな穴だらけの成型品だと、通常は穴ごとに

ウエルドラインがたくさん入りますが、

リック(WRIC)金型を使うとこの通り ↓

IMG_20170725_155428.jpg

 ウエルドラインは入っていません!

 

 <特徴②微細転写・高光沢外観>

また、リック(WRIC)金型にはもう一つ特徴があります。

それは、微細転写や高光沢外観の成型品が実現できることです。

鏡面では天井の蛍光灯が光の反射で、

きれいに映っています。

 

 (左は鏡面仕上げ、右は微細なシボ加工)

鏡面.jpgのサムネイル画像


 

<樹脂の相性>

このリック(WRIC)金型ですが、ウエルドに関しては、

どの材料でも一定の効果が見込めるのですが、

高光沢や微細形状に関しましては、実は相性がありまして、

効果が発揮できる材料と、そうでない材料があります。

 

*相性が良い材料

非結晶性のPS(ポリスチレン)、ABS、

PC(ポリカーボネート)アクリル(PMMA)など。で

 

*相性が悪い材料

結晶性樹脂PE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)などです。

 

理由は、結晶性樹脂は結晶化温度が高く、収縮率が大きいため、

金型表面への転写が、精密にできない場合があるからです。

 

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<ヒート&クール>

このウエルドを解消するために、旧来開発された手法の一つに

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